kzmrlog
色々書いてみます。
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まずは結果から
3:06’37(ネット3:05’25)サブスリーならず!このつくばマラソンでサブスリーしたくて、およそ半年、色々やりたいことを後回しにして練習に時間を割いてきたところもあるのでめっちゃ悔しかった。でも二日経った今妥当な結果だったのかなとも思う。
本番までのあれこれ
初めての裸足フルは昨年2015年の同じつくばマラソン。それまでシューズ(ビブラムファイブフィンガーズ含む)でサブフォー前後で伸び悩んでいたなか、思い切って裸足で挑んだこのレースでサブ3.5(3時間29分)できた。この経験が僕のなかで裸足にのめり込むきっかけになった。
その後裸足仲間との交流が始まり、2016夏、これも裸足仲間に誘われてトラックでのスピード練習を始める。元々スピードに自信のあるタイプじゃなかったけど、どうせやるからにはとサブスリーを目標にし始めたのはこのあたりだったかな。本当はとても実現できるとは思わなかったけど!
この練習会が楽しくて刺激的で、自分でもびっくりするくらい速くなっていった。サブスリーを目指す練習の中身については長くなるので後日まとめる。
ともかく2週前の11/5荒川戸田ハーフマラソンで1:23’32で走り(もちろん裸足。ちなみに2016/3月の練馬こぶしハーフでは1:33くらいで自己ベスト)、客観的にもサブスリーを狙える力がついてきていた。
本番
人からどう見えるか分からないけど自分では粘れないタイプだと思っている。前半飛ばして後半粘るレース展開は考えただけで吐きそうになる。というわけでネガティヴスプリット狙い。
これが事前に計画していたスプリット。そしていよいよ本番。みんなの憧れ、裸足会のレジェンドmanさんと並んでスタート!テンションMAX!
結果は、、、
スタート直後の混雑で 予定よりかなりロスした後、どういうレースをしたいのか中途半端になってしまったかな。なるべく早く帳尻を合わせるのか、後半のアゲで帳尻合わせるのか。迷いというか、どうしていいか方針がないまま消耗して後半を迎えてしまったみたい。
ペースが上がったり落ち着いてみたり。この大会で裸足サブスリーを達成した練習仲間でもあるminoさんの記事を見て、誰かについていく、そしてついていく人を見極めるというのも大事なんだなと思った。まったく周りのランナーを見る余裕なかったし。経験の差はこういうところに生まれるんだな。
結論、スタート直後の混雑という想定外の事態に対応できなかった実力と経験の不足。悔しいけど妥当な結果だ、サブスリーは甘くない。
まとめ
タイトルに「裸足」サブスリーと書いたけど、正直サブスリーを目指す上で何を履くか履かないかはどうでもいい。サブスリーできる確証があればシューズを履けばいいし、そしてシューズを履いていてもサブスリーを達成したランナーは素直に素晴らしいと思う。それくらい難しいことなんだと今回実感した。
ただ僕はシューズを脱いでから速くなった。そして速くなり続ける限り履く理由はない。次回は必ず裸足サブスリーしてみせるよ!
おまけ
つくばマラソン後のフィンラガンでの集いとっても楽しかった!詳しくはこちらで!
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21km(飯能裸足)飯能ベアフットマラソン最高!こりゃ大会というよりお祭りですな\(^^)/ #run
— hama (@hama112) 2016年5月15日
ハマさん引用しちゃいました!
ほんとこれ。またあのコースを走りたいかと聞かれるとNO!だけど、来年もこのレースに参加するかと聞かれれば絶対にYES!!!。最高のお祭りだもの。待ちに待ったレース
昨年初めて10km裸足の部に参加した時に次は選手権に出るぞと心密かに誓ってた。選手権に出てるランナー達がみんなたくましく野生的でとてもかっこよく見えたんだよなぁ。そこに加わって声かけあって、奇声あげて、全力で走れたら最高だろうなと。この一年で裸足でハーフとかフルとか走ったけど最終目標はこのレースだった。
試走
実はレースの10日程前にコースを試走した。そのとき思ったのはこんなにエグいコースだったっけ?と。10kmとはいえ昨年も走ってるのでおおよそ把握してるつもりだった。でも一年経って思い出は美化され、痛みより楽しかった印象の方が勝っていたみたい。本番では1周7kmのコース3周。だけどちょっともうそのときは2周目行けなかった。ヤバい。そこでひねり出した作戦。一人の力じゃ無理。とにかく自分から声出して励まし合ってアドレナリンで乗り切ろう、ってこと。
スタート!
さて当日。裸足を通して繋がることができたみなさんと挨拶したり、キッズの部に息子が出たりでテンション上がりまくってスタート!
作戦通り最初から全開で声出して、面識あるランナーさんとはハイタッチの連続。試走のときよりぜんぜんイケる。アドレナリンもあるけど、スタッフの皆さんがホウキで掃くなどコース整備をしてくれていたんですね。本当にありがたい。感謝です。でもまぁ痛くないわけじゃないけど、やはり1年待ちに待ったこの大会。痛みよりここで走って声出している楽しさで幸せな序盤だった。中盤からゴールへ
とはいえ決して甘いコースじゃない。当然ながら後半にかけてだんだん辛くなってくる。2周目からは長い登りで足が止まり、息も上がってガレ場をやり過ごす勢いも衰えてくる。足裏の痛みも増してくるし、姿勢も崩れるんだろうな、不意に痛いの踏んじゃったときには腰から砕けちゃう。でもなんだろう。もうあんまり覚えてないけど、休みたいとか、ビール飲みたいとか、今何位だろうとか、不思議とそういう雑念がほとんど湧かずに集中できていた気がする。3周目でふくらはぎが攣ってビックンビックンしちゃってたんだけど、止まって休むという選択肢は頭になかった。声出して、ハイタッチして、前へ進む。それだけ。
そして13位でゴール。過去最高に集中し、痛さや辛さを超越したレースだった。たとえ130位でも1300位でも大満足だ。共走
最近「共走」という言葉をよく見聞きして自分でも使っちゃったりしてる。この大会はまさにこの「共走」が最大限に発揮されるレースなんだと思う。絶対一人じゃこんな風に走れなかったもんね。一人で試走したときと比べたら雲泥の差。もはや別人。皇居での裸足練やfacebookグループのHADASHiを通じてたくさんの仲間ができ、より「共走」できたのがとても大きかった。充実感ハンパないです。本当にみなさんありがとう!
まとめ
一つ言えるのはこれはただのマラソン大会ではないってこと。勝ったとか負けたとか。タイムがどうとか。そういうのは本質じゃない。やっぱり一言で言うなら「お祭り」だよ。みんなで力の限り神輿を担いでた、っていう感覚に近い。
最後にman先生の予言。
今週末の聖地飯能。過去最大級の怒涛のナチュラルハイの坩堝となることは間違いない。裸足は大地を通して人と人とを強力にコネクトすることを400人が目撃体験する。
— man@7/22富士登山競走 (@man10000) 2016年5月12日
ガッツリ目撃体験しましたよ! -
キッズ達のスタート本当に大好き。何度も見ちゃう。この躍動感。全身を使って全力で走ってる。最後まで体力持たせようとか、何位を確保しようとか。そういう計算をまったく感じない。見てるこちらの心が洗われる。
裸足で走るこのレースで、キッズのこの走りを見てからスタートするということ、なんだかとても意味のあることのような気がする。いろんなもの取っ払って走ろうぜっていう。
息子も張り切って笑顔で森へ消えていった。
息子は昨年も走っていて、今年2年生で2回目の参加。昨年は何度か裸足練習やジョグをしたんだけど、今年はほぼ練習なし。誘っても「足汚れるから脱ぎたくない」とか言ったりして。「洗えばいいんだから脱いでみな、気持ちいいから。」と説得して、何とか1.5kmほど裸足で走ったのが前日。
昨年は1.8kmだったけど、今年は1.2kmを2周。ちょっと距離が長くなった。大丈夫かな。
息子はぽっちゃり体型で贔屓目に見るまでもなく鈍足で、走るのもあんまり好きじゃない。1周目が終わって帰ってくるまでの時間がとても長く感じる。
イタイイタイ言って泣きながら帰ってくるんじゃないか。
スタッフの方に迷惑かけてるんじゃないか。
いろいろ考えちゃった。やきもきとしてるうちにひょこひょこと森から出てきて意外と元気そう。そして2周目からも無事帰還。息も絶え絶えかと思いきやケロっとしてたりして。むしろ充実感すら漂わせてる。これも裸足と飯能の森の力かな。それとも子供達なりに「共走」してたんだろうか。なんにせよ、よくやった!
親バカするとコツコツと何かを継続することが得意な子。順位なんてどうでもいい。一歩一歩行こうぜ。できれば裸足で。
とかなんとかで、親としても素敵な時間を過ごせた大会だった。