サイクリング・ブルース 忌野清志郎
前半は忌野清志郎の自転車愛が濃縮されたフォトエッセイ。
自転車旅行をした各地でのスナップ写真とそのときの思いが綴られている。
後半は自転車関連グッズの紹介や準備の方法などが解説されており、
実際に忌野清志郎が辿ったルートも詳しく記載されている。
本書を紹介するには、まず冒頭の手書きの詩を引用したい。
自転車はブルースだ。
クルマや観光バスではわからない。
走る道すべてにブルースがあふれている。
楽しくて、つらくて、かっこいい。
憂うつで陽気で踊り出したくなるようなリズム。
子供にはわからない本物の音楽。
ブルースにはすべての可能性がふくまれている。
自転車はブルースだ。
底ぬけに明るく目的地まで運んでくれるぜ。
こんなにかっこいい詩を作れる人は清志郎をおいて他にいない。
本書は清志郎ファンだけでなく自転車ファンの心もがっちり掴むだろう。
LSD(ロング・スロー・ディスタンス=長い距離を、時間をかけて、じっくり走る)な自転車旅に誘われる一冊。
サイクリング・ブルース
posted with amazlet at 09.11.21
忌野 清志郎
小学館
売り上げランキング: 3796
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おすすめ度の平均: 

「生まれ変ったら、サラリーマンになりたい」
ここにも清志郎さんのメッセージがある
写真がいい感じ♪
様々な楽しみ方のある本です。
第2刷ありがとう

